めまぐるしかった1年
「免疫グロブリン療法」を勧められたのが2014年3月でした。
重症筋無力症と診断がついて、ちょうど一年です。
実は、私にとって
この一年が非常に濃い一年でした。
2013年3月に治療をスタートし、翌々月には仕事に復帰。
そしてその年の12月には家族のもとを離れ、付き合っていた彼と同棲し始めました。
詳しくは書けないのですが、
その頃、家庭の状況もいろいろ変わり、住んでいた家を引っ越すことになりました。
新しい家を探す際に、
私が一緒に住むのか住まないのかによって、必要な部屋数も変わってきます。
両親への負担を軽くするためにも、そろそろ自立する時期なのかなと。
仕事に復帰したばかり、
病気との付き合い方も探り探りで、
だるさ・倦怠感と闘う毎日だったので不安もありました。
でも
彼とだったら頑張れる!そんな気がしました。
「一緒に住んでほしい」そうお願いしました。
いま思えば、本当に急な話だったのですが、、、快諾してくれました。
(お互いに結婚も意識していたので、
一緒に住むことがきっかけで、その先の話もどんどん進んでいくことになります。)
家探し・荷造り・引越し・新生活準備・・・
一ヶ月という短期間でドドドドド―っとこなしました。
我ながらよく体がついていったなぁと思いますが、
家が決まる前に引越し日がすでに決まっていたこともあり、必死だったのだと思います。
それに、ワクワクもしていました。
これまで親元を離れたことがなく、一人暮らしの経験がありませんでした。
大好きな人と毎日一緒にいられるし、
自分もようやく自立!大人の仲間入りだ~!なんて、とっても楽しみで前向きでした。
家事なんてまともにやったことがなかったので、
仕事と両立できるのかが不安ではありましたが、
【新生活うきうきパワー】なるものが
べらぼうにはたらいて、慣れないながらもこなせていました。
結婚式も挙げたいなぁ
節約しなきゃなぁ
なんて思いから、早起きして二人分のお弁当作って!
会社行って仕事して、電車に揺られて帰ってきて、スーパー寄って夕飯作って・・・
頑張っていました。
新しいことで楽しかったけど、毎日本当に気を張っていたなぁ。。。
職場での休憩中に更衣室で横になって寝たり、
疲れで体が重たくて動けず、帰宅後すぐさま横になったり、、
夕飯を自炊する体力も気力もなく、お惣菜を買って帰ったり、、、
体調が思わしくないときの自分の行動に、落ち込むことも出てきました。
若いから健康だーーーなんて思っていたのに、
想定外の治らない病気になり、
治療方法がみつかり安心はしたけれど、
これからずっっっと薬を飲みつづけなくてはならなくなり、
安定しない症状に振り回され、
日々一喜一憂しながらも、
働くことの喜びと難しさを改めて知り、
家族への想いと
かけがえのない人への想いと
「生きていくこと」に真剣に向き合い、
新しいライフステージがはじまった
・・・・・・・・・・・・・・・・・そんな濃厚すぎる一年でした。