迷えるアラサーと重症筋無力症

「重症筋無力症」という難病に日々翻弄されながらも、自分にとってのベストな生き方を模索していくアラサー女のブログです。

診断がつくまでの経緯②

毎日の眠気・だるさ、もどかしさと共存しつつ、冬をむかえたある日。
職場に産業医と保健医の方が来ました。
社員の健康状態チェックのため、面談をするとのことでした。

思い返せば、このタイミングで面談の機会があったことは、私にとって本当にラッキーでした。

私の番になり、保健医さんと話す際、頼りにしていた先輩が立ち会ってくれました。
声が出しづらい私の代わりに、現状を説明してくれたのです。
加えて私も、今までのことを鼻をつまみながら必死に伝えました。


徐々に発声しづらくなったこと・・・
何カ所か受診したが(消化器内科・耳鼻科でも診てもらいました)、現在の症状の原因はわからずじまいであること・・・
心療内科で身体表現性障害と診断されたこと・・・
一向に回復しないこと・・・
話すことがとても億劫で仕事がやりづらいこと・・・
副作用で眠気に耐えるのが辛いこと・・・


話をしているうちに、私は涙が止まらなくなりました。

保健師さんも「辛かったね、辛いね」と、
とても親身に話を聞いてくれました。
自分の現状や思いを、医療関係の方に真っ直ぐに受け止めてもらえたのは初めてでした。


後日、飲んでる薬や症状について、
改めて産業医の先生とお話するため、本社へ出向きました。


その際、先生は二つの提案をしてくれたのです。
「しばらく仕事を休んで、療養して様子を見ていきましょう」
「もう一度、大きな病院で診てもらうのはどうかな」

仕事を休んでどうなってしまうのか不安はあったけれど、
これで何か変わるのなら、からだが良くなるのなら…と微かな光が見えたような気がしました。

自宅から通える範囲の大学病院を探して、そこの耳鼻咽喉科宛てに紹介状を書いてくださいました。
こうして私は、大学病院で診察を受けることになったのです。