診断がつくまでの経緯①
はじめにおかしいなと思ったのは、三年半前の2012年5月頃でしょうか。
「あれ・・・う、うがいができない?!」
上を向いて喉でガラガラガラガラとやりたいのに、やろうとすると水が鼻に入ってくる。結果むせてしまう。
なんで〜〜〜?と思いつつ、鼻をつまみながらのガラガラはできることに気が付き、その方法で凌いでいました。
「なぜか私、うがいできないんだよね〜!笑」
なんて話のネタにしちゃうぐらい、軽く考えていました。
それから二ヶ月ほど経った夏、
仕事で契約内容の説明をお客様にしていると、
「なんかしゃべりづらい・・・私、声出てるのか?!」
二時間の契約を三件連続で進めたからなのか、声がシューシュー擦れるような感じになってしまいました。
声を出そうとしても喉がうまく動かない・・・乾燥したのかしらと思い、やたらと水を飲んで何とかやり切ったことを覚えています。
この頃から、長く話すことが難しいと感じる場面が増えました。
話しているうちに、だんだん発声できなくなってくるのです。
鼻から空気・息が抜けてしまい、声が音にならないのです。
これにはとにかく困りました。
話し掛けるも聞き取ってもらえない、伝わらない・・・。
何とか会話を成立させなければ!!!
という焦りから思いついたのが、
「鼻をつまみながら話をすること」でした。
そう、うがいもこの方法でならできますし。
鼻をつまむことで、鼻の穴から息が抜けなくなり、だいぶ発声がマシになったのです。
周りからは、
「あいつはなぜ鼻をつまみながら話すんだ?」と怪しまれていたことでしょう。
仕事での電話応対では、受話器を耳にあてながら肩で挟みつつ、右手ではメモを取り、左手では鼻をつまんでいました。
今思えば、”受話器と鼻のダブルばさみ”ですね〜!
これもまた異様な光景だったことでしょう。(笑)
さすがに体に何かが起きているのではと思い、
内科・耳鼻科を受診しましたが異常は見つからず・・・
では精神的なもの?と必然的に心療内科を受診し、「身体表現性障害」と診断されました。
毎週通院していましたが、一向に症状は良くならず、薬の量だけ増え続けました。
副作用からくる眠気が強すぎて、仕事もままなりません。
眠い、だるい、できることなら動きたくない。
声が出づらく聞き取りづらいゆえに、常に相手から聞き返される。
コミュニケーションが億劫になる。
もどかしさから、どんどんどんどんどんどん気持ちも落ち込みました。